本人によると、父親が竹細工をやっていたため、子供の頃から籠造りを手伝って来たそうです。30歳を過ぎてから家業を継ぐため本格的な籠造りに入ったのですが、子供の頃の手伝いの手さばきが自然と身に付いていたので、年令が30を過ぎていても自然とこの世界に入って来れたそうです。竹の材料は千倉の竹材店から購入するそうです。職人さんが自ら材料を集める地域と竹材を部材とし扱う竹材店から材料を購入する地域といろいろあるようですが、この辺りはどうも後者のようです。真竹のみを3本締1単位一束で注文、必要分を配達してもらうそうです。真竹は節と節の間が長く、竹の先と終わりが均等の太さになっております。
* 竹の長さは約10m〜12m 1本の竹の円周が6寸、7寸、8寸とあります。
それでは、Mさんが制作しました竹細工の一部を紹介します。 |