2004年6月に「伊賀丸柱青土瓶」の調査レポートが書かれています。手仕事フォーラムとして初めの伊賀丸柱調査で、つくられなくなったと思われていた伝統の土瓶が再現されているのを発見、新作として製品化にとりかかった、との内容でした。
この時、偶然尋ねた工房で出会った「30代の男性」が、やまほん陶房の山本忠正さん。現在36歳、代々続く土鍋づくりの「職人」の顔と、ティースプーンなど現代風の食器づくりで人気の「作家」としての顔を持っています。研究熱心な山本さんは、倉庫で埃をかぶっていた古いものを出してきては、製品 づくりのヒントにしていて、青土瓶の試作もそんな試みの一つでした。
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