Kuno×Kunoの手仕事良品

昔の物 今の物(16)2007.09.10

片口をご紹介します。

まずは、下の三枚の写真を御覧下さい。

いかにも、民窯と言った趣があります。中部、関東以北では、いわゆる海鼠と緑の釉薬は一番ポピュラーな釉薬でしょう。このポピュラーな釉薬を使っても窯場によって、それぞれ趣が違います。また、この三つの片口は、昔の信州松代窯の作品ですが、同じ釉薬を使ってもこれほどまでに変化を見せる自然の力に脱帽します。

 片口は、現代生活の中でも十分に実用となるものです。そして、現代でも、いろいろの窯で、様々な形の片口が作られています。ご自分の気に入った形、釉薬の片口を求められては如何でしょうか。

 下に、現代の片口2点を掲げます。

 

手仕事フォーラム 横山正夫