Kuno×Kunoの手仕事良品

昔の物 今の物(17)2007.10.02

昭和初期に柳宗悦等によって、民芸という分野が創作されて以降、この考え方に立脚した個人作家が現れ、現代まで続いています。この内、陶芸の分野においても、多数の優れた個人作家が存在します。そして、この個人作家の中には、自らの作家としての創作作品と併行して、その作家の理想とする日常使いの食器を安価に提供している作家も存在します。この食器こそが、その作家の目指す民芸そのものと言って良いのかもしれません。

ここで、ご紹介するのは、益子の濱田庄司が「門窯」の名称で頒布していた食器の数々です。洗練、遊び心と温かさ、そしてどこか西洋の雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。

個々の作品には、特に説明を付しません。物をみて、なにか感じて頂ければ幸いです。

 

手仕事フォーラム 横山正夫