プレス掲載

2004年4月24日 北海道新聞掲載

光る職人芸210作品
手仕事逸品の会、あす開幕

 「美瑛」聖台ダムを眼下に見下ろす美瑛町赤羽、クラフト喫茶「絵織の丘工芸館」で二十五日から全国の職人の手による民芸品の数々を集めた「手仕事逸品の会」が開かれる。

 同館オーナー中基一朗さんの知人で民芸品店経営者の久野恵一さん(神奈川県鎌倉市)が発起人を務める手仕事フォーラムの主催。同館で昨年八月に開いた「日本手仕事の美展」が多くの来場者を集め好評だったことから、今回は更に展示内容を充実させたという。

 展示品は、秋田・角館の樺細工(かばざいく)、新潟・佐渡の裂織伴天(さきおりはんてん)、本州から沖縄までの陶器、岩手県の鉄器、版画、織物など二百十点。中村さんは「日本が誇れる優れた職人技は後継者不足で失われつつあり、この機会にぜひ見に来てほしい」と話す。入場無料。五月九日まで。(斉藤高広)